Pixia講座 フィルタ編
フィルタを駆使して画像加工
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第1話 風景写真の輪郭抽出【NEW】(2010/03/06)
第2話 ノイズの除去1【NEW】(2010/03/10)
第3話 次回の予定
このページではPixiaのフィルタ機能に特化した内容をお届けします。
フィルタは画像加工を行うための技術で、これを使いこなせれば表現の幅が飛躍的に広がります。
Pixiaには標準でいくつかのフィルタが付いていますが、プラグイン機能によりフィルタを新たに
追加することが可能です。
有志の方々による自作フィルタも多く公開されており、魅力的な機能の数々に思わずよだれが・・・
(^¬^*)ジュル。Vector
から様々なフィルタがダウンロードできますが、ここで紹介されてないフィルタも沢山ありそうです。
出来るだけ、多くのフィルタを紹介できたらと思っています。
管理人もフィルタ作って公開しようかな〜と考えているところです。
キャラクターを描くのは好きだけど、背景は自信がない。もしくは色塗りは好きだけど線画は好きじゃない
という方は写真を背景画として利用するとよいでしょう。
しかし、写真を背景としてベタ貼りしただけでは手書きのキャラクターが思いっきり浮いてしまいます。
フィルタには写真をそのまま手書き風イラストちっくに加工してしまうものもありますが、
さすがにそこまではやりすぎ!線画だけでいいんだ!線画だけ!後は自分でどうにかするから〜
という場合は、写真から線画だけを抽出してイラストに利用します。
なお、今回の講座はフリー写真素材 (無料壁紙画像) Futta.NETより画像をお借りしています。
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ないすアングル!
(JPEG形式70.3 KB)
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この東京タワーの写真の輪郭抽出を行います。
メニューから「表示」→「フィルタ」をクリックし、ダイアログボックスが出たら、「標準」→「輪郭線」
をクリックしてください。すると白い輪郭線が出てきますので、続けて「ネガ反転」を実行してください。
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輪郭線フィルタを適用したら全体が黒くなるのは、夜景だから・・・って理由じゃないからね。
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輪郭線フィルタを適用すると、「真っ黒い画面に白い線」が表示されます。
普通、輪郭線と言われれば「白い画面に黒線」を想像されるかと思いますが、
画像処理プログラムで輪郭線抽出のデフォルトはこれです。
とは言え、このままでは都合が悪いですので、お手軽にネガ反転をすることで白と黒の関係を逆転させてしまいましょう。
輪郭線
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ネガ反転
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画像処理ソフトによっては、はじめから「輪郭線抽出=白背景に黒線」なものもあるかもしれませんが、
それは基本となる輪郭線抽出の処理にネガ反転などのひと手間を加えているだけです。
ですのでPixiaの輪郭線フィルタが特殊って訳ではありません。
ところで、今回使用している画像はJPEG形式なのですが、そのことで少し困った問題が発生しています。
変換の終わった画像を拡大して見てみましょう。
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見づらいかもしれませんが、格子状のノイズのようなものが見えませんか?これはJPEG画像に表れる
ブロックノイズと呼ばれるものです。(参考:Wikipedia)
風景写真のようなデジタルデータはJPEG形式で保存されることが多いため、このブロックノイズから逃れることはできません。
とは言え、このノイズは着色の邪魔になるのでどうにか排除したいところです。
そこで、次回はこのブロックノイズを除去する話をしたいと思います。
前回、風景写真から線画を抽出するには、標準フィルタより「輪郭線」→「ネガ反転」
とすればよいことが分かりました。
しかし、風景写真の多くはJPEGデータであるためブロックノイズの影響でそのままではイラストの背景として使用できません。
というかぶっちゃけ汚い。
そこで私が思い付いた4通りの方法でノイズ除去に挑みたいと思います。
結論を申しますと半分が効果的な方法で、残り2つはただの役立たずです( ̄▽ ̄)
今回は4通りの内、2つを紹介します。
まずは1つ目、閉領域のあいまいさを利用してみましょう。
Pixiaでは閉領域のあいまいさを指定できます。もう少し詳しく言うと、特定のRPG値のみをピンポイントで
指定するのではなく、ある程度の誤差を許容した領域指定が可能ということです。
閉領域アイコン を選択すると、PENパネルが閉領域設定を行える状態に変化します。
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「範囲」の部分に注目してください。私が設定をいじってしまったのか、Pixiaのデフォルトなのかは知りませんが
20となっていますね。これは閉領域で特定のピクセルを選択したときに明るさ(濃度)の誤差を20まで許容する
という意味になります。
例えば範囲0の場合、RGB(50,50,50)のピクセルに隣接するRGB(51,54,52)やRGB(49,50,51)は閉領域の対象になりませんが、
範囲20に設定すればこれらも選択領域の対象ピクセルになるということです。
詳細は自分で試して理解しよう!
ちなみに今回のブロックノイズを除去する程度でしたら範囲20で十分ですので、この設定で
ノイズ部分(真っ白にしたい部分)を閉領域で選択してRGB(100,100,100)で塗りつぶしましょう。
下の例では、白色ではどこが塗りつぶされたのか分かりづらいので青色にしてみました。
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塗りつぶせなかったドットのカスは手作業で取り除こう!
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次に2つ目です。Pixiaには最初からノイズフィルタが付いていますのでこれを使ってみましょう。
「ノイズ」→「ノイズの除去」をクリックしてみてください。
1回クリックした程度ではほとんど変化がみられませんので、調子に乗って100回ほどクリックしてみました。
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手垢で汚れた画用紙・・・というか、デッサン用のクロッキー帳が鉛筆の粉で汚れまくりというか、
とにかく汚くなりました。下のほうに見える建物らしき物体に至っては完全に変色しとる・・・。
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100回もクリックするからだ!と怒られそうですが、まずノイズフィルタの特徴を知って頂きたかったのです。
白い部分、特にRGB値の高い部分の色がなじんでいくもしくはにじんでいく印象があります。
一定の閾値を基準に画素の加重平均を求めるようなアルゴリズムになっているのかも・・・
ブロックノイズそのものは10回ほどクリックすれば取れますが、空白部分をスポイトで調べるとRGBがMAX(Pixiaの場合100)
になっていないことが確認できます。
つまりノイズ除去10回実行の場合、一見するとある程度ノイズが取れて白っぽく見えますが、「ノイズ」→「にじみ」
に変わっただけで除去できたとは言いがたいのです。というか悪化したのでは??
こうなってしまうと手作業で白く塗りつぶすか、先に述べた「領域のあいまいさ」を利用するか、ということになってしまい、
結局このフィルタを使った意味がなくなってしまいます。
ノイズ除去フィルタは、今回の線画抽出のように「真っ白にする」もしくは「特定色にしたい」ようなケースではなく、
なだらかな濃度(明るさ)の変化があるところに突然異なる明るさを持つピクセルを除去したい場合に使用すべきです。
例えば、写真中に存在するノイズを除去したい場合などです。
今回のように、元は写真データでも一旦線画データに置き換えてしまったものは、なだらかな濃度変化のあるデータとは
いえなくなってますよね。白と黒のハッキリしたデータ、濃淡の明確な画像です。そんな画像のノイズ除去には
Pixiaのノイズ除去フィルタは不向きだということです。
ということで、「閉領域」「ノイズ除去フィルタ」の話はこれで終わりです。
次回は、線画をスキャナで取り込む場合にも使えるノイズ除去の話をします。
ノイズの除去2です。2値化と???のお話です。お楽しみに!
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