Pixia講座
ピクシア入門編


目次

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 第6話 最小値・最大値フィルタ
 第7話 色マスクの隙間塗り【NEW】(2010/11/15)
 第8話 次回の予定


ついに講座も2ページ目に突入です。

第7話でようやく色マスクも完成しましたので、第8話からは色塗りの話になります。

     

最小値・最大値フィルタ


前回の色マスクの作成の続きです。まずは内容の復習から。



キャラクターイラストの着色では一般的にマスク機能を使うことが多いが、 通常のマスク機能だと「マスキング→着色→マスキング→着色」を繰り返すことになり効率が悪い。

そこで色マスクを利用することで着色の効率化をはかる。

色マスク作成は「閉領域」と「塗りつぶし」を利用して、キャラの髪・目・服などを パーツごとに色分けして塗りつぶしたレイヤーを新たに用意する作業だ。

単なる「塗りつぶし」だけでは、キャラの主線と色マスクの間に隙間ができてしまい 不完全なマスクになってしまうので修正しなければならない。


さあ、どうしたものか、手作業修正めんどいし、そうだ!あるフィルタを利用しよう!



以上復習おわりです。前回までの完成分Pixiaファイルを使っていきます。

←この隙間なんとかして〜


手作業で隙間を塗っていくのは時間が掛かりますので、ここでは「最小値」フィルタを使用したいと 思います。


当サイト以外にも色マスクについて解説されているサイトはありますが、その多くが「きわフィルタ」の 紹介をしていました。「きわフィルタ」とは、樹話(きわ)さんの作成された複数のフィルタの総称で、 「Pixia1号 セット」や「透明関係フィルター セット」など何種類か用意されています。

Pixia用フィルター - 樹話氏(インストーラー版)

大変優秀なフィルターなのですが、Pixiaに初めから入っているわけではありませんので自分で インストールする必要があります。Pixia ver.4以前でしたら上記のサイトの自動インストーラーが 使えますがPixia ver.5だとそれが使えませんので手動になってしまいます。

ちなみに色マスク作成で必要となる「最小値」フィルタはPixiaにデフォルトで付いてます

樹話(きわ)さんのフィルタだと「Pixia1号 セット」と「Pixia2号 セット」に「最小値」フィルタが 含まれていますが、これはPixiaで標準に用意されている「最小値」フィルタの機能拡張版です。

なお「最小値」フィルタは色マスク作成で使用する程度であればPixia標準のフィルタで十分ですので 当サイトでは「きわフィルタ」ではなく「標準のフィルタ」を使って解説します。



まずは「色マスク」レイヤを選択状態にしてください。



左がPixia ver.4 で右が ver.5 です。ver.4で作成したPixiaファイルをver.5で開くとアルファレイヤーが勝手に追加されるようです。 邪魔なので削除しましょう。また、レイヤの順序関係も逆になっているようです。


次にメニューより「フィルタ」を選択してください。

←Pixia ver.4とver.5でほぼ一緒


【注意】Pixia ver.5ではメニューより「領域」→「全体を選択」で、 色マスクレイヤが全選択された状態でないとフィルタが適用されません。


「標準」→「最小値」と選んだら、フィルタの「実行」ボタンを押してください。

Before After


どうです、一気に隙間が埋まりましたね。でもなんか微妙に隙間が残っているところがありませんか? 調子に乗って「実行」ボタンを連打してみましょう。

←Σ( ̄□ ̄;)はうあ!!


どうでしょう、ナンテコッタイ状態ですが「最小値フィルタ」がどういうものかは理解して頂けるのではないのでしょうか? 描画されたものが太っていくというイメージでしょうか。

ちなみに線画のレイヤーに「最小値フィルタ」を適用するとキャラの主線がぶっとくなります。 「最大値フィルタ」だと逆でやせるイメージですね。

以上のように、あまり適応しすぎると主線の外にはみ出てしまいますので、基本的には1〜2回フィルタ 実行して、それでも残った隙間は手作業で塗りつぶすのがよいかと思います。


色マスクの隙間塗り


前回、キャラの主線と色マスクの間できてしまった隙間を何とかしよう! ということで最小値フィルタを使って機械的に隙間を埋める方法をご紹介しました。

しかし残念なことに、フィルタを使うだけでは色マスクは完成しませんでした。 フィルタの掛け方が足りないと隙間が残ってしまうし、 フィルタを掛けすぎるとマスクが重なってしまうというジレンマに陥ってしまったのです。

そこで今回は最小値フィルタを掛けてもまだ残ってしまった隙間を手作業で塗りつぶす話をします。 いよいよ色マスク完成編です。

まず、キャラの主線を非表示にして色マスクのレイヤのみを表示する状態にしましょう。 レイヤパネルを以下のような状態にすればOKです。

←キャラの主線のLAYER0を右にずらそう!


最小値フィルタを1〜2回かけただけでは左のように隙間が残っています。 これを最終的に右のように隙間が完全に無くなるように手作業で色マスクを塗っていきます。



基本的にペンで隙間を塗りつぶしていくだけなのですが、一つ注意点があります。 塗りつぶす時には、補助設定→ペイント設定のアンチエイリアスをOFFにしておく必要があるのです。

←アンチエイリアスのチェックを外そう!


アンチエイリアスは「境界部分をぼかすことで線や塗りを滑らかにみせる効果」ですが、 色マスクに限っては境界部分が滑らかにぼやけては困るのです。

ハッキリ!クッキリ!すべきです。

実際に色塗りの段階に入ると、パーツ毎(色分けされたマスク毎)に領域選択をしてその部分に着色していきます。 具体的には次回以降解説しますが、例えば肌をペイントしたければ、色マスクの肌のパーツを領域選択する形になるのです。

そのとき、「肌部分」と「髪の毛部分」の色マスク境界がアンチエイリアスによって曖昧になっていたら、 その部分は選択されないことになってしまうのです。

仮に、ぼやけて曖昧になった境界部分の大きさがキャラの主線をはみ出すほど大きければ、 それは塗り残しになってしまいます。

話を分かりやすくするため、あえて極端な例を示します。

以下の例は、「肌部分」と「目の部分」の色マスクの境界が曖昧になった例です。

←緑色っぽく見える部分が、肌の「肌色」と目の「青色」がぼやけて重なり曖昧になった部分


実際に色マスクを利用する時に、このように色マスク同士の重なった部分(緑色のとこ)があると、 その部分を領域選択できずに塗り残しになってしまうのです。 ですから、色マスクを作成する場合は必ずアンチエイリアスをOFFにしましょう。 また、最小値フィルタを利用して色マスクが重なっている部分があれば、そこも手作業で修正しましょう。

では今回の色マスク完成状態のPIXIAファイルです。興味のある方はどうぞ。

mask.zip(135KB) ←mask.pxaファイルをZIP形式で圧縮しています。



次回の予定


肌色塗りの話です。





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